フェーン現象 @城陽市寺田にある個別指導塾 勉楽個別 寺田小・寺田西小・寺田南小・今池小・富野小・深谷小・久世小・久津川小・古川小・城陽中・西城陽中・東城陽・北城陽中・南城陽中・南陽高・城南菱創高・莵道高・久御山高・城陽高

みなさん、こんにちは。

 

京都府城陽市寺田にある個別指導勉楽個別です。

 

本日もブログを読んでくださりありがとうございます。

 

毎日暑い日が続きますが、頑張って乗り切りましょう。

 

また、京都府福知山市や兵庫県丹波市がとても暑くなっているようです。

 

このことを少し理科の知識で考えてみましょう。

 

フェーン現象

 

山間部と言えば「涼しいイメージ」があると思います。

 

それは、木陰やマイナスイオンの影響が大きいのかもしれません。

 

しかし、実は「山間(やまあい)の町」はとても暑いのです。

 

また、それを言い換えると「盆地は暑い」ということでしょうか。

 

では、何故「盆地は暑い」のか?

 

それは「フェーン現象」によるのです。

 

フェーン現象とは、山を越える前と後で空気の温度が変化し起こる現象です。

 

空気の温度は「100m上昇すると0.65℃下がり、100m下降すると1.00℃上がる」のです。

 

そうすると、同じ距離を上下しても結果的に「0.35℃上昇する」ということになります。

 

では、福知山市を考えてみましょう。

 

夏の風は「南風」ですので、兵庫県から風が吹いてきます。

 

そうすると、六甲山(931m)、大船山(653m)、篠山(648m)があります。

 

また、篠山を超えて篠山盆地があり、もう1つ同じくらいの高さの山がありそれを超えて福知山盆地があります。

 

そうすると、六甲山(山地)を越えると9×(1.00-0.65)=3.2℃上昇します(100m未満切り捨て)。

 

同じように、大船山2.1℃上昇、篠山2.1℃上昇、もう1つの山2.1℃上昇となります。

 

合計すると、3.2+2.1+2.1+2.1=9.5℃上昇となります。

 

仮に、最初30.0℃の空気であれば、福知山盆地に到達した時点で39.5℃ということになります。

 

机上計算ではこうなりますが、現実にはもう少し様々な要素が影響することになると思います。

 

ただ、気温上昇のシステムも理科の知識で考えることが出来るということなのです。

 

また、画像にあるように「雨」も関係しますし、風向きが変われば温度が上昇する場所や方角も変わります。

 

そうすると、冬の日本海側の天候についても説明が付くことになります。